月別アーカイブ: 2015年5月

Raspberry Pi 2 をファンで静かに冷やしてみる

前々から気になっていたRaspberry Pi2を入手しました。電子工作というよりはどちらかというと、Linuxの開発環境、常時稼働サーバーにしたかったので、冷却には気を使いたい所です。

  • ファン付きのケースで冷却面でも安心して常時稼働
  • 小型小径のファンはやはり音が大きいので静音化してみる
  • 静音化した状態でも冷えるかどうか検証

ヒートシンクの取り付けでは2℃程度しか変わらないという情報も多かったので、よくある透明プラスチックのケースではなく、千石電商のファン付きケースにしてみました。このサイズのファンは安いので別で買って改造する手も有りますが、最初からファン付きを考慮している物の方が見栄えもいいです。

Seeed Studio 114990129/141107004
【FAN付き】Raspberry Pi B+専用ケース(クリア/ロゴなし/組立式
http://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=EEHD-4N4C

組み立てはパーツの左右上下が分かりづらい、組み立てた後に保護フィルムの剥がし忘れに気付く、ファンコードをRaspberry PiのGPIOに届かない方向に出してしまう、などの罠に嵌り何度か分解を繰り返した物の、物自体はなかなか良いケースだと思います。

が、想定していた通り、付属の5V 2.5cm角のファンはなかなかの高速回転で音を出し、ミドルタワーの自作PCと比べても数倍は気になる音が出ます。ふぃーーーんという音を出します。これは小型ファンの宿命なので仕方のない事です。

「ここまでの風量が無くてもヒートシンク有りより冷えてくれれば精神衛生的にOK」という感じなので、しっかり冷却効果が有る程度にファンを遅くしてみようと思います。

最初はダイオードで電圧を落とそうかとも思いましたが、GPIOには3.3Vも出ているのでそこから電源をとれば遅くなるのでは、とファンのケーブルをぶったぎり試してみた所、回転に失敗する事も無くしっかり回転数が落ちました。これで行ってみる事にします。

ピンジャックとコンタクト。同じく千石電商で90円。はんだ等が無くてもペンチだけOKです。

pinconnector

ぶった切った2ピンのコネクタの代わりにそれぞれに1ピンのコネクタを接続。元々5Vに繋がっていた赤いケーブルを3.3Vに、黒いケーブルは引き続きGNDに繋ぎます。

ピンの差し込み

完成です。部品が増えていないので見た目も変わりません。

静音化完成

実際の音ですが、全然違います。スピーカーの音量を上げたくなる、実際上げないと聞きづらくなる程度には大きかった音が、2mの範囲内に近づかない限りは動いているかどうかわからない程度になりました。1m程度の距離においてもPCの稼働音に隠れる、隠れないぐらいの音で済んでいます。いい感じです。

冷却性能も確認してみます。

室温 29.0~28.7度

静音化済みファン有り
アイドル30分
37.9℃

# uptime
16:23:39 up 30 min, 1 user, load average: 0.00, 0.01, 0.05
# cat /sys/class/thermal/thermal_zone0/temp
37932

ファン無し
アイドル30分
46.5℃

# uptime
16:53:28 up 1:00, 1 user, load average: 0.00, 0.01, 0.05
# cat /sys/class/thermal/thermal_zone0/temp
46540

ファン定格駆動
アイドル30分
35.7℃

# uptime
17:23:30 up 1:30, 1 user, load average: 0.00, 0.01, 0.05
# cat /sys/class/thermal/thermal_zone0/temp
35780

だいぶ静かになり風量もそよ風レベルになった割にはなかなか冷えています。8℃も下がるんですね……。コネクタの形状が変わっただけなのでどうしてもフルスピードが必要になれば5Vに繋ぎ変えるだけで元の仕様にもどります。なかなかいい感じになった気がします。


相手に伝わらないtwitterの要注意機能 2015/05版

twitterは今も基本は140文字のテキストコミュニケーション(最近聞かなくなった表現で言う所のミニブログ)がメインのサイトです。そこに画像が投稿できるようになったりなど様々な機能が追加・変更・削除されてきたわけですが、相手が使っているtwitterクライアントによっては伝えたかった事が伝わらないかもしれません。

複数人ダイレクトメッセージ 危険度:大

複数人DM

プライベートなやりとりには少し使いづらい所の有ったtwitterですが、複数人でダイレクトメッセージがやり取りできるようになった事で便利になりました。例えば遊びに行くときなど、お店の名前や時間をTL上には出したくない時にいいかもしれません。LINEでいいのではと思う方もいるかもしれませんが、直接相手と会った事が有り名前も知っているような相手とのやりとりが主と思われるLINEでは相手が違いますからね。

しかしこの機能、複数人DMに対応していないクライアントでは一切表示されません。DM欄どころか通知欄にもこないのです。DMした事を「Dしました」とリプライでも伝えておく文化が一部で見られますが、本当に一切見えないので、「Dしましたと言っておきながら来てないじゃないか」となお、気づいてもらえない可能性が有ります。この機能を使うには、「Dしました。複数人DM機能を使っているので公式クライアントやWeb以外だと見えないかもしれません」ぐらい言っておく必要が有ります。が、ちょっと面倒ですね。

複数画像アップロード 危険度:中

全く珍しくなくなった公式の4枚まで画像がアップロードできる機能。なんですが、未だに対応しないクライアントが存在しています。個人的には、もう対応しているクライアントも多く、気にせず使っていけばいい物と思いますが、複数の画像で重要な事を伝えたいようなときはちょっと気を付けた方がいいかもしれません。相手には2つ目以降の画像のURLすら表示されないので、画像が複数ある事自体気づく余地がありません。

また、複数画像に対応していても、表示される順番が本来とは異なるクライアントが存在します(現時点バージョンのPC版Janetter等)。ネタツイートには画像の順番が重要な事も多々あるので、「ん?」という事態になる可能性が有ります。

動画アップロード 危険度:低

動画で重要なツイートをする事は今はまだほとんど無いと思いますが、やはり非対応のクライアントでは表示されません。

画像サムネイル表示非対応 危険度:低

今でも画像のサムネイル表示に対応しないクライアントはかなり少ないように思います。URLを開けばOKな話ではありますが、例えば文章は同じで画像だけが違うネタツイートなどは、「パクツイをしている」「パクツイをRTしてしまっている人」に見えてしまっているかもしれません。

公式引用RT 危険度:?

所謂非公式RTではなく、公式でコメントを付けたリツイートが出来るようになりました。まだ登場して間もない機能なので具体的な危険事例は見えてこないものの、やはり非対応のクライアントでは正常に表示できない物と思われます。便利ですが、多少見えない人が居てもOKな内容の言及にとどめておく方が無難です。

傾向と対策

様々なクライアントが存在し、好みに応じて自由に選べることもtwitterの便利さの一つではありますが、どんどん機能が増え・変化し続けていく中で、作者の目指す所や、開発の停滞・中止などで、どうしても今時の機能を使いこなす事にそぐわなくなったクライアントが多々存在します。

結局の所、そのなかで公式クライアントが一番無難、ということになります。多少の広告も表示されますが、そもそも無料のサイトなのでちょっとぐらい見てあげてもいいでしょう。次点で、公式クライアントは非常用として入れておき、公式の変化に頑張って追従しているクライアントをメインに使うのも良いでしょう。ただ、対応が遅れたり対応しない機能が出てきても、大体公式のせい(情報を取得するための仕様が公開されていないなど)なので、作者を責めないでやってください。

そして肝心の伝える側の場合ですが、なんだかんだ新しい機能を特に深く考えずに使っていった方が、サイトとしてもクライアントとしても新陳代謝が行われるのかなと思います。ただし、重要な内容については、単純な旧来のツイート、リプライ、一人へのRT、公式画像を使う場合は1枚ずつ等、古典的な方法が無難になります。今時の機能を利用する場合は、その旨さらにリプライを送っておくなどの単純な対策をやっていくしか有りません。クライアントの種類に詳しい方は相手の利用しているクライアントで判断するという方法もあるかもしれませんが、最も新機能を実装し最も無難な公式クライアントは相手のクライアントが何であるかを表示できないので面倒ですね。