ファンタジスタドール 第13話 感想

良かった。

 

という一言だけでいいのですが。

この作品の良さは表に見える部分では、斜め上すぎる展開、ツッコミどころ満載すぎる事態になっているのに誰もツッコミを入れず平然と進んでいくおかしさであると思います。ただ、そこにだけとらわれず話の本筋を見てみるとキャラクターはそれぞれ信念や行動原理と言った物は筋が通っており、ベタなやりとりにもすごく生気が有ります。物語終盤のささらとうずめのやりとりはマスターであり友達でもあるうずめに対しての強い訴え、友達であるからこそささらの思いを知りたい、小町先輩もどうように大切な友達であるうずめのぶつかり合い等涙せずにはいられませんでした。うずめの成長物語としては9話のかがみ回もとても良く、あの時点で最終話まで続く「よくばり」なうずめが完成したのかな、と思います。

リンボーダンス? いや、目の前にあんなものが用意されたらそりゃあ挑戦するでしょう普通。用意される事態があまりにもおかしすぎるのは別として……

ツッコミどころ満載の展開で気づいたら良い話で終わるエピソードはこれまでにも多々あり、人によっては釈然としない方もそれなりに居たようですが、こういう化けの皮を被ったシンプルでハートフルで熱いストーリーは大変私の好みです。ソネットが復活できずそれを受け入れていく小町先輩、そういうのも良かったかもしれませんが若干(だいぶ?)無理に、微妙な落ち、えっそれでいの、と言われても仕方がない展開ながらもハッピーエンドで終わってしまったのがファンタジスタドール流なのかなと。面白かった、感動したというよりは「良かった」という作品でした。

閑話
・特に大きな特色が有ったわけではありませんが、BGMも良かったですね。必要な場面で適切な音楽を流すのは大切です。OP曲ED曲は語るまでも無く良曲。
・似た楽しみ方をした作品としてはミルキィホームズ1期が近いかもしれません。ギャグの濃度は圧倒的にミルキィの方が濃いですが、第10話のこころちゃんと呼ばれることにツッコミを入れないこころちゃん・家消失~ラストまでの展開は感動すらあります。
・ここまでイイハナシダーで終わられるとアニメ最終話視聴後特有の喪失感もあまり無く。この点は未だにあの頃を追い求めるアニメ版ゆゆ式とは正反対。あれは薬物か何かです。